世界をあげる


あまりの苦しさに目を覚ますと、俺の腹の上に知らない女の子が乗っていた。

にこにこ笑っている。


…もしかして俺、霊感あるの?


「いっくん?」

「え、」

「私、花っていうの!よろしくね!」


…花?…ん?花?


「ああ!今日からだっけ!」

利一さんが言ってた子か。

…思ってたよりも小さい子だ。

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