世界をあげる


翌日から花ちゃんは学校に行くことになった。

「花、無理はせんでいいけんな、しんどくなったら保健室行って、帰ってきたらいい。」

「うん。」

「体育は今日は休みな。久しぶりの学校やけん、体力も落ちとるやろうし。」

「うん。」

「給食も残してかまんけんな。連絡帳に書いとるけん。」

「わかったってば!りーちゃんそれもう5回くらい言ってる!」

「ああ、すまん。」

花ちゃんはきゃははっと笑った。

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