世界をあげる



「…泉、そろそろ機嫌直しい。」

「…。」

3人そろっての夕ご飯。

「泉。」

「…。」

「ねえ、これ全部いっくんが作ったの?」

俺の様子を全く気にすることなくもぐもぐ食べる花ちゃん。

「すっごいおいしいね!」

「…っ。」

彼女の笑顔を見ていると良心が少し痛んだ。

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