世界をあげる
子どもたちに連れられて花壇に来た。
「はい。」
先生に渡された軍手を手にはめる。
「まず土をならさんといけんけんね、これは力仕事やけん、お兄さん達にやってもらおうか。」
鍬を受け取り、耕していく。
「何植えるの?」
「ひまわりよお。」
「せんせー!ひまわりって大きいん?」
「うん。でっかくなるよー。みんなの背軽く追い越してしまう。」
きゃっきゃと喜ぶ子どもたち。
「たろーちゃんの背も越えるー?」
「そうかもしれんねえ。さ、みんなは種の準備して。」
「はーい。」