世界をあげる

必要



翌日。

俺は太郎さんと一緒に散歩がてらご飯の買い出しに出かけた。

「今日の晩ご飯は何がいいですかねー。」

「うーん。泉くんの料理なんでもおいしいからなあ。」

でた。天然たらし。

「黒崎さんにジャガイモもらったんで、コロッケにしましょう。」

材料をカゴに入れ、レジに並ぶ。

「泉くんのコロッケ楽しみだなあ。」

「普通のコロッケですよ。」

清算された材料を袋に詰めて持ち上げた。

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