100%の愛で〔SS〕


「ハハハッ、あの円城寺常葉が1人の女性に振り回されるとは♪」



俺も滑稽だなって…。



「見てたんですか…?」



「楽しくてつい♪」



ついって…。



「でも、私はそんな貴方の方が人間らしい。感情を表にだすだけで大分変わりますよ?仕事もプライベートも」















「あんた、私と同い年なんだね」



ボソッと“老け顔”って聞こえた。
でも、俺に興味持ってくれた?



「生まれつきだ。いい加減“あんた”って辞めろ、俺は常葉って名前があんだよ!!」



「聞いてないし、あんたはあんたでダメなの?」



名前を呼ばれないだけでこんなにムカついたことはない…。



「そんなに俺が嫌いか?」



結構堕ちるなぁ…。



「えっ……あっ…」



何処が嫌だか教えてくれ、てか先ず、名前を呼ばれたい



「名前、教えろ」



「その上から目線」



「はっ?」



「超ムカつく」



上から目線って…



「教えてくれませんか?」



なんか微妙



「……まぁいっか…八重樫圭」



八重樫圭18歳
安達高校3年






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