100%の愛で〔SS〕
「円城寺さんのお父様に言われました?」
「貴方も単刀直入ですね」
「回りくどい事は嫌いでね」
「上に立つ人は皆そうなんですね」
「円城寺さんもそうだよ…いやっ、そうだったですね」
「私が変えたなんて言わないで下さいよ」
「何で?」
「常葉には最初から優しさは有ったのよ。
生活してく内に中に閉じ込めていっただけ、私はそれを引き出すキッカケにすぎなかった。
常葉はもっと良い男になるの♪
ちゃんと人の痛みがわかる人だから。
だから、迷惑かけたくないの。
少ない年金で育ててくれてる祖父母達にも」
「女ってわからない」
「相手が幸せになってくれれば自分も幸せなものでしょ?
葉菜種さんにも居ません?大事な人…命に変えても守りたい人」
「…居ます///」
あらっ?あらあらあらっ?可愛いなんて思っちゃった♪
インテリイケメンの素顔ってツンデレなのね。
「僕も命は惜しいですから行ってください」
葉菜種さんが指差す方に夜叉が居た。