100%の愛で〔SS〕
the truth〜真相〜
「あんたどこ見てんのよ?」
第一声がこれだった。
俺様は今、仕事関係の相手の見舞いに来ていた。
こう言っちゃ難だが、もって後1ヶ月だと医者が言っていた。
この先俺の仕事の都合上、アイツの会社を取り込まないと上手くいかない。
利益の為にも短命の人間に恩を売っとかないとな…。
なんて考えてたら子供とぶつかって泣かした。
うるせぇなぁ〜。
「チッ…「大丈夫?」
不意を突かれた。
後ろから現れた女に退かされ泣いてるガキを起こした。
「けーねー」
女に泣き付いた。
女はコッチを睨み
「あんたどこ見てんのよ?謝りなさいよ!!」
なんだこいつ
「コイツが勝手に転んで泣いたんだろ?俺のせいじゃ「ないなんて言わせないわよ?子供が泣いてるのよ!?謝りなさいよ」
「円城寺様!!何か有りましたか?」
警備員が来て助かった。
「いやっ、何でもない」
「何でもなくないでしょ!!」
煩い女だな。
「いくらだ?」
「はっ?」
何がって顔してる。