PROMISE~先生との約束~
「あんな、よく聞けよ?」



と先生は真剣な顔で、いつもより少し低めの声で話し出した。



「お前が嫌なんもわかる。けど仕事やから、そのへんはちゃんとせなあかんねん。やから、理由をちゃんと教えて欲しい。嫌ならえぇけど、毎回これじゃ困るから。」



言い終わると優しい目をして私を見てきた。



「じゃあ話すよ・・・・。」



と私が言うと、


「ゆっくりでいいから。」



といって私の頭を撫でた。


そんな先生のぬくもりに少し安心した。
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