オモテとウラのカオ(上:オモテ)

 とある男子の声が聞こえる。

 「娑也、冷たくなったよな・・・?」


 「うん~確かに~」


 「あんなに性格良い優しい人間性だったのにどうしたんだろ~ね」


 
 あ~もぅ!今日だけ言ってやる!


 「お前らのせいだよっ!」

 
 なにこいつら・・・驚いてんのか?


 「は!??????どこ!」

 
 はぁ~!?

 俺透明人間かよ(娑也は男になりたかったため俺を使う)


 「ココにいるだろっ!俺透明人間じゃねーだろ」




 「あっ!いたっ!」



 「ぁ???????貴様・・・」


 「殴ったって弱いだろー」

 ホントを知らない奴に言われたくねぇ・・・


 「ホント・・・ぁっ!」

 言いそうになった・・・

 気にするなよ・・・


 「ホント?何が?」

 気になったか・・・。


 「なんでもねーし」


この感情を押さえ込んだ。ていうか、押さえ込んでやった。

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