Secret Lover's Night 【連載版】

 兄と弟

翌日、朝まで飲んでいた晴人は、「後のことは俺に任せて」と言うメーシーの言葉に甘え、早朝に荷物を纏めて独りホテルを出た。


願うはただ一つ。
一秒でも早く千彩を抱き締めてやりたい。


詳しい事情など話してくれなくとも良い。千彩が無事にそこに居て、自分の腕の中に戻ってくれる。それだけで十分だと思っていた。
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