Secret Lover's Night 【連載版】
「わー。いっぱい」
昨日は雨が降っていたので、洗濯はお休みにした。
二人分だけならば然程多くはないのだけれど、ここには毎晩恵介がやってくる。千彩が目を覚ました時には既に姿はないので夜中に帰宅するのだろうけれど、使ったタオルや着替えなどは洗濯カゴの中にきっちりと入っているのだ。
「お名前書かんとちさにはわからへんわ」
男二人の下着を両手に持ち、千彩はうーんと首を傾げる。似た形に似た色。よく間違えずに履けるな…と、千彩には不思議で仕方がなかった。
それもそのはず。
千彩と晴人は、一緒に暮らしているもののまだ体の関係は持っていない。風呂上りでもきちんと服を着て出てくる晴人の下着を目にすることなど、こんな風に洗濯をしている時だけなのだ。
「まぁいっか」
柔らかな春の日差しの下洗濯物を干し終え、カゴを洗濯機の隣に戻して掃除機を手にした千彩。これから2LDKのマイホームをピカピカにするという大仕事が待っている。
よーし!と腕まくりをし直し、18歳の主婦が気合いを入れた。
昨日は雨が降っていたので、洗濯はお休みにした。
二人分だけならば然程多くはないのだけれど、ここには毎晩恵介がやってくる。千彩が目を覚ました時には既に姿はないので夜中に帰宅するのだろうけれど、使ったタオルや着替えなどは洗濯カゴの中にきっちりと入っているのだ。
「お名前書かんとちさにはわからへんわ」
男二人の下着を両手に持ち、千彩はうーんと首を傾げる。似た形に似た色。よく間違えずに履けるな…と、千彩には不思議で仕方がなかった。
それもそのはず。
千彩と晴人は、一緒に暮らしているもののまだ体の関係は持っていない。風呂上りでもきちんと服を着て出てくる晴人の下着を目にすることなど、こんな風に洗濯をしている時だけなのだ。
「まぁいっか」
柔らかな春の日差しの下洗濯物を干し終え、カゴを洗濯機の隣に戻して掃除機を手にした千彩。これから2LDKのマイホームをピカピカにするという大仕事が待っている。
よーし!と腕まくりをし直し、18歳の主婦が気合いを入れた。