君に夢中で恋してる＊

「おそらく、星愛と日向君が一緒に居るのが許せなくて、故意に邪魔したのよ…。 さすが、三浦 胡子。」


「えっ、別に邪魔したわけじゃないと思うけど…」


本当に、たまたま日向君を見かけたから、声を掛けた…って感じだった。


邪魔しよう、とか…そんな雰囲気じゃなかったし…。


「三浦 胡子を侮っちゃいけないわ。あの子の元カレは、付き合ってた女の子から奪っちゃった…って噂だから。」


「そ、そう…。」


前も思ったけど、一体…どこから仕入れてくるんだろう…そんな情報。


苦笑していると、美波は私の腕をガシッと掴んだ。


「星愛、三浦 胡子には…くれぐれも警戒してね！あの子は…日向君を手に入れるためなら容赦ないわよ…！」


「そ、そんな…警戒だなんて大げさな……」


「ダメよ、悠長に構えてちゃ…。日向君をゲットするためにも、どんどん積極的にいかないと…！」


美波はジッと私を見つめた。


「こうなったら、星愛から告白…しちゃいなさい！」