君に夢中で恋してる＊

「美波、ありがとう…。がっ、頑張って告白するね…。」


「うん！間違いなく、上手くいくよ…。二人は…両想いだろうから。」


「えっ…？」


美波の言葉に、パチパチと瞬きを繰り返した。


「両想い…って、どういうこと…？」


私の片想い…なのに。


不思議に思いながら、首を少し傾げる。


疑問符を浮かべていると、美波はニンマリと嬉しそうに笑った。


「だから、日向君も星愛のことが好き…ってことよ。」


「…………。」


日向君が…


私のことを好き…？


「……えっ、えぇっ！？」


驚きのあまり、ワンテンポ遅れて反応してしまった。


「どど、どうして…そういう見解になるの！？」


ソワソワしながら訊ねると、美波からクスッと微笑ましそうに笑う声が零れる。


「だって、さっきの星愛の話を聞いたら、そう感じちゃうよ…。」


「それって、誕生日の話…だよね？」


「うん。」


美波はコクンと大きく頷いた。