君に夢中で恋してる*

忠告と告白


日向君の話したいことって、なんだろう…?


週明けの月曜日。


そんな疑問を抱きながら、学校へとやって来た。


直接、話がしたい…って言ってたよね…。


…もしかして、深刻な話?


でも、電話口での日向君の声のトーン、暗い感じではなかったし…。


…となると、どんな内容なのかな…。


うーん…。


なんだか、気になって緊張してきちゃったよ…。


次第に速くなる鼓動。


落ち着かなくてソワソワしていた時…。



「椎名、おはよ!」


明るく爽やかな声と共に、日向君が私の席に駆け寄って来た。



< 273 / 305 >

この作品をシェア

pagetop