君に夢中で恋してる*
放課後のことばかり考えながら、授業の時間がゆっくりと過ぎていき…
ようやく午前中の最後の授業の体育が終了。
着替えを終えた私は、美波と一緒に更衣室を出た。
「あぁ〜、お腹空いた。ねっ、星愛。」
「そうだね。」
早くご飯食べたいなぁ…。
あっ…。
日向君はサッカー部のみんなと一緒にお昼ご飯だし、お弁当…美波と食べようかな…。
「美波、お昼…一緒に食べない?」
「あっ、ごめん…。実は、今日…部活で仲の良い先輩と食べることになってるんだ…。」
「そ、そっか…。」
それなら仕方ないよね…。
「ごめんね、星愛。」
「ううん、いいのいいの!こっちこそ、急にごめんね…。」
気まずそうに謝る美波に、私は笑顔を返した。