君に夢中で恋してる*
日向君、三浦さんの告白にOKしたのかな…。
それとも、断ったのかな…?
…………。
断るなんてこと、あるわけないか…。
OKする可能性の方が、圧倒的に高いよね…。
だって、相手は…
学校で1位2位を争うぐらいの美人で…
サッカー部のマネージャーとして、いつも日向君たちのサポートを頑張ってこなしている、三浦さん…なんだから…。
私なんかよりも、ずっと日向君に相応しい女の子…。
まさに、お似合い…。
三浦さんと日向君、二人でいると…すごく絵になるもんね…。
「はぁ……。」
日向君から視線を外して、小さな溜め息を漏らす。
その後、少し遅れてやって来た先生が元気よく授業を始める中…
モヤモヤとした浮かない気持ちが、私の心を覆い尽くしていくのを感じた。