君に夢中で恋してる*

「サッカーの応援に来てくれた時、椎名が見せてくれた笑顔に、ドキッとした。すごく可愛かったから…。もっと見たい…って思ったんだ…。」


「えっ…」


「その後、椎名と昼ご飯食べたり、雨の中…傘さして帰ったり…、二人で誕生日を祝ったり…。一緒に過ごす時間が増えるにつれて椎名にだんだん惹かれていく自分がいて…。好きだ…って確信した。」


カアアッと熱くなる頬。


おそらく、真っ赤だ。


「椎名に自分の気持ちを伝えたい…って思ってたけど、なかなかタイミングが合わなくて…言えずにいたんだ…。ようやく、椎名に言えた…。」


ホッとした笑顔を見せる日向君。


ドキン…と心臓が跳ね上がる。


「そ、それじゃあ…日向君が話したかったことって……」


「椎名への告白。今日こそは絶対に…って思ってたから。」


そ、そうだったんだ…。


どうしよう…。


こんなに嬉しいこと…あっていいのかな…?


私…


大好きな日向君に、告白…してもらっちゃったよ…。



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