君に夢中で恋してる*
ドキンッ…
鼓動が激しく波打つ。
日向君に、音が聞こえてしまいそうなぐらいだ。
「あの、えっと…」
どうしよう…。
ドキドキし過ぎて、なんて言ったらいいのか分からないよ…。
パニックになっていると、日向君が口を開いた。
「今日は、放課後…何か用事ある?」
「わっ、私は特に何もないけど…。」
放課後は真っ直ぐ家に帰って、テスト勉強をする予定だし…。
「じゃあ、早速…今日の放課後は一緒に勉強しよっか…!」
「えっ…」
「最後の授業が終わったら、ここに集合な?」
「ひゅ、日向君…!?」
私の呼び掛けに微笑んだ日向君。
そのまま、先に教室へと戻って行ってしまった。