ドライヴ〜密室の教習車〜
 おや。

 あんまナメられてねえや。



 結局、篠さんの人物像が全く理解できないまま、教習の導入部分は終わってしまった。

 ただ会話はわりとスムーズに運んだので、そこは安心していた。
 やはり、初対面の教習生には、無条件で緊張するものだ。


 私は、篠さんと運転を交代する為に別の場所へと車を走らせた。
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