ドライヴ〜密室の教習車〜
「相川くんと与田さん、二人とも大丈夫だって。さっき篠さんが言ってた場所に来れるって」
事務所の受話器を置き、私は篠さんにそう告げた。
「そうか。これで何か少しでも気になる話が聞ければいいな」
「……あ、そういえば……弥生。一個気になってることがあるんだけど。いい?」
私は、今までとは少し違い、慎重に弥生に切り出した。
「なんで、今日の三時間目は文ちゃんが村上くんの担当だったの?」
ふと、弥生の表情が曇った。
「あれね……。なんか、今日村上くんが《あと一時間だけでいいから、どうしても里卯さんの教習が受けたい》って懇願したらしいよ。本当、私がいればそんなことさせなかったのに……」
弥生が辛そうに言葉を絞り出す。
「じゃあ、やっぱり他の人が作った配車だったんだね」
「もちろんだよ。まるで私がいない時を狙って来たみたいだった」
事務所の受話器を置き、私は篠さんにそう告げた。
「そうか。これで何か少しでも気になる話が聞ければいいな」
「……あ、そういえば……弥生。一個気になってることがあるんだけど。いい?」
私は、今までとは少し違い、慎重に弥生に切り出した。
「なんで、今日の三時間目は文ちゃんが村上くんの担当だったの?」
ふと、弥生の表情が曇った。
「あれね……。なんか、今日村上くんが《あと一時間だけでいいから、どうしても里卯さんの教習が受けたい》って懇願したらしいよ。本当、私がいればそんなことさせなかったのに……」
弥生が辛そうに言葉を絞り出す。
「じゃあ、やっぱり他の人が作った配車だったんだね」
「もちろんだよ。まるで私がいない時を狙って来たみたいだった」