太陽の詩~君と見た夢の空~
一通り手当ては終わった。
「しばらくはまともに歩けねーかもしんねーけど、我慢しろよ。」
当分は片足生活ってことね。
「あと、片足引きずってだと何かと不便だろーから、これ貸してやるよ。」
そう言って水城は何かを取り出した。
「折り畳み式松葉杖だ。スゲーだろ。まぁ、使うも使わないも勝手にしろ。」
「ありがとうございます。」
折り畳み式って‥‥。
「しばらく安静にしとけよ~。」
「「ありがとうございましたー。」」
あたし達は保健室をあとにした。