太陽の詩~君と見た夢の空~

保健室を出た瞬間、


「遠野マジごめんっ!!!」


すごい勢いで氷野君が頭を下げて謝って来た。


「ちょ、ちょっと。顔上げなよ!!さっきも言ったけど、あたしも悪かったわけだし、氷野君がそんなに責任負う話じゃないからさ。」

「いや、遠野は何も悪くない!!せめてお詫びさせて。とりあえず今日は家まで送ってくから!!」

「送ってくって‥‥、まだ部活終わってないでしょ?」

「こうなった以上、監督に理由言って今日はもう休むよ。」

「それはダメっ!!!」

「えっ‥?」




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