太陽の詩~君と見た夢の空~

それから10分程たった頃、


「遠野~!!」


着替えを終えた氷野君が、あたし名前を叫びながら走って来た。


「遅くなってごめんなっ。」

「ううん。全然大丈夫。」

「じゃ、行こっか。」


氷野君はそう言うと、座っていたあたしの腕を掴んで引っ張り上げ、自分の肩に腕を回した。


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