あなたしかいらないの!!

「莉緒!!」



さとえが私を引き止めた。




「何?」



「莉緒。本当にごめん。でも、私はこのまま莉緒と気まずくなるなんて嫌だよ…。」




さとえが泣きだしてしまった。




さとえは悪くないのに…。




「ごめん。私こそ八つ当たりした…。」




良かった。仲直り出来て。





多分このまま私が一人で学校行ってたら、なかなか仲直り出来てなかったと思う。




お互い頑固だからねww





あっという間に学校に着いた。




理生くん来てるかな?




教室に入るとすぐ理生くんを探した。




でもこの日、理生くんが学校にくる事はなかった。

< 167 / 211 >

この作品をシェア

pagetop