あなたしかいらないの!!
そう言ったとたん、悠くんの目が光り輝いた。
「ほ、本当に?俺、めっちゃ嬉しい!!なんか、涙が…」
悠くんの目は涙でうるうるだった。
「ちょっと!!泣かないでよ…。私、すぐ泣く男子嫌い!!」
そう言ったとたん、涙を拭いて笑顔になった…。
もう…。
調子狂うなぁ。
でも、泣くほど喜んでくれるなんて…。
放課後。
「莉緒!帰ろう!!」
「悠くん準備早いなぁ。」
「早く、莉緒と帰りたくて…」