あなたしかいらないの!!
「うぅ……」
「莉緒!ごめん…。そんなに嫌だった?」
違う…違うよ……。
悠くんのせいじゃない……。
私が悪いの……。
「…ちがっ……わ、わた…しが悪いの…」
ごめんなさい。ごめんなさい…。
「やっぱり、綾部を忘れるられない…?」
私はこくんとうなづいた。
悠くんが傷ついた顔をして無理して笑った…。
こんな顔をさせたのは私……。
「分かった……。じゃあ、別れよっか…。俺、いつでも相談乗るから…。」