あなたしかいらないの!!
あっという間に家に着いちゃった...。
家に入るとさっそくお母さんがいた。
「あら、こんにちわ」
お母さんは驚いた顔をしていた。
よく考えてみると理生くんは、金髪にピアス。
あぁ。どうしよう。何て言われるかな??
「あっ!初めまして、綾部理生です」
「あっ!初めまして!あなたもリオっていうのね」
「はい!名前が同じだったんで入学した日の自己紹介を聞いてびっくりしました」
などと二人は普通に話していた。
お母さんも理生くんも楽しそうに話していた。
良かった。
「お母さん、じゃあそろそろ二階に行くね!」
私が言うと、
「理生くん、もう少し喋らない?」
えっ?お母さん?何言ってんの?
「いいですよ!」
えぇ?なんでこんなに仲良くなってんの?
「じゃあ、リビングに行きましょう!莉緒は飲み物はこんでちょうだい」
「はーい...。」
なんでこんなことになってんの?
「理生くんはコーヒーでいいかしら?」
「はい」
私とお母さんはキッチンにむかった。
「あの子、理生くん。最初はびっくりしたけど、いい子じゃない!私気に入っちゃった!あの子は彼氏なの?」