あなたしかいらないの!!
「さぼった。なんか莉緒が教室からいなくなったから青木にどこに行ったのかって聞いたら多分保健室だろうって言ってたからきちゃった」
理生くんが笑顔で言った。
やばい...。
泣きそう。
「......うぅ.....」
「ど、どうしたんだよ!!」
理生くんが焦った顔をしている。
「もうしゃべってくれないかと、おもったぁ」
しばらく黙っていた理生くんがいきなり私の涙を舐めた。
私はびっくりして涙が止まった。
「おぉ。泣き止んだな」