あなたしかいらないの!!
「莉緒まだ?帰ろうぜ!!」
「あっ。うん!帰ろう!!」
帰り道を歩いていると、いきなり手を握られた。
し、しかも指を絡めてきた。
これってもしかして恋人つなぎとかいうやつですか????
きゃーーー!!は、恥ずかしいって!!
「ねぇ。もしかして緊張とかしてる?体ががちがちだけど」
「そ、そんなわけないでしょ!!」
必死に否定したけど理生くんは笑っている。
「もう!!笑わないでよ!!」
っていうか、この道って思いっきり私の家に向かってるよね?
たしか私の家から理生くんの家まで20分ぐらい離れているはず!!