月夜の花
「………はい」


少女は不服そうな顔をしたが、
すぐに下りてきた。


手つきが危なっかしくて、
見ている冬李は
彼女が下りきるまで、はらはらして見ていた。



まったく、目が離せたものじゃない。











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