月夜の花
再び冬李が話しかけようとした時。
「あ……。
もう戻らなきゃ」
すみれは、腕時計を確認してそう言った。
「また、明日。
同じくらいの時間にここ…来れる?」
「おう。じゃ、明日」
また、明日。
その約束に、冬李は胸が高鳴った。
この感情は、なんだろうか――――…
「あ……。
もう戻らなきゃ」
すみれは、腕時計を確認してそう言った。
「また、明日。
同じくらいの時間にここ…来れる?」
「おう。じゃ、明日」
また、明日。
その約束に、冬李は胸が高鳴った。
この感情は、なんだろうか――――…