月夜の花
「あ…いや……その、」
気まずくなって声を掛けるが、
何を言っていいのやら。
冬李は、言葉に詰まった。
すみれは、まだ俯いたまま。
―――せっかく、仲良くなれそうだったのに。
地雷を踏んでしまったようで、冬李はさらに焦る。
気まずくなって声を掛けるが、
何を言っていいのやら。
冬李は、言葉に詰まった。
すみれは、まだ俯いたまま。
―――せっかく、仲良くなれそうだったのに。
地雷を踏んでしまったようで、冬李はさらに焦る。