月夜の花
しばらくして、
それまで黙っていたすみれが口を開いた。
「苦しいよ…」
「お、おう…!!」
いきなり発せられた言葉に驚きつつ
すみれが怒っていないようで、安心する。
冬李は腕の力を緩めるだけで、
彼女を拘束している腕を解こうとはしなかった。
それまで黙っていたすみれが口を開いた。
「苦しいよ…」
「お、おう…!!」
いきなり発せられた言葉に驚きつつ
すみれが怒っていないようで、安心する。
冬李は腕の力を緩めるだけで、
彼女を拘束している腕を解こうとはしなかった。