神様 オレ様 悪魔様!?(兄・真太郎番外編、完結!)
「アンタさ、思ってる事、顔に出しすぎ」


いけない、翔真にもいつも言われてるのに


「す、すみません…」


「翔真は?」


「今日は休日出勤で…」


「ふうん」


結局、さっきの事は全くスルーなんだ
って感心していると


「昼食ったのか?」


と、真太郎さんに聞かれた


時計を見るとお昼ご飯の時間はとっくに過ぎていた


けれど朝ご飯を食べたのが遅かったのと


ショッピングに夢中になりすぎてたのとでまだ食べていなかったんだよね


「まだです…」


正直にいうと


「じゃあ、ちょっと付き合えよ」


私の手提げを持って会計に行ってしまった真太郎さん


えっ?ええ?


私もその後を慌てて追っかけてカフェを出ると真太郎さんが何処かへ電話をかけた


すると直ぐに何処からともなく黒塗りのすごい高級車が現れたかと思うと


私達の側に横付けされた


中から降りて来た運転手にドアを開けてもらう


うわっ、めちゃセレブだよ。このシチュエーション


ドラマとかでしか見たことないよ…




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