神様 オレ様 悪魔様!?(兄・真太郎番外編、完結!)
千年から電話がかかってきた


普段なら何も思わず出るところ


女として意識した途端、


どんなトーンで出ようか少し考える


一呼吸つくと、


結局オレはいつもの保護者面を用意してから、通話ボタンを押す


「千年?どうした?」


「真ちゃん……。さっきはごめんね?
私取り乱しちゃって、驚いた?よね…」


「ああ…少しな。だが、誰にでもあることだろ?泣くなんて…」


と言ってから、その事に触れて良かったのか戸惑う


「ーーーーやっぱり解ってたよね?
いくら暗がりだからって…それでね、真ちゃん」


「どうした?」


「ちょっと、聞きたいことが…」


千年が聞こうとしている事は解るが、敢えて黙っていた


むやみに自分から動かない


オレのやり方だ










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