【短編】僕の名はインフィニティ
キミの何なんだよ!?

僕はキミを睨みつける。

「どうしたの?怒ってるの?まさか・・・妬いてるの?」

キミはくすくす笑った。

とても、脆く笑った。

そっと、写真を取り出して僕に見せる。

「いい男でしょ?あたしの恋人なのよ。」

ほら、やっぱりそうなんだ。

キミはその人を待っているんだもの。

僕は、悔しくなって後ろを振り向く。

「インフ。どうしたのよ?」

うるさい、放っておいてくれ。

すぐに機嫌を直して見せるから。

「彼はね、もうあたしのもとには戻ってこないのだけどね。」

そうか、そんなにいい男じゃ、女の一人や二人いるのだろう。

キミは騙されてるんだね。
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