【短編】僕の名はインフィニティ
僕は5人兄弟の末っ子。

食事は兄弟達と争って食べた。

母さんは僕らを大切に育ててくれたけど、雪の日にスリップした車に轢かれて死んだ。

何度も何度も声が枯れるくらい

僕らは助けを呼んだけど

誰一人として僕らに手を差し伸べてくれる人はいなかった。

住む場所と、親を亡くした僕ら兄弟は

人間ってやつに絶望した。

そのまま、成長した僕らはいつしかバラバラになった。



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