【短編】僕の名はインフィニティ
キミの見つめるもの
キミと僕の共同生活はいたってシンプル。
僕はあちこち外を出歩いて、キミもあちこち外へ出歩く。
夕方には二人で夕食を。
キミはフカフカのベッドで寝て、僕は床でふわふわの毛布に包まる。
時々キミは、写真たてを眺めて悲しい目をする。
どうしてだい?
そんなこと、聞けるはずがない。
僕の視線に気づいたキミは、弱弱しく笑うんだ。
「大丈夫。なんでもないのよ。」
そんな日は決まって、僕とキミは抱き合う。
僕の温度はキミよりも少し高くて
キミはそれが心地いいと言う。
僕は知っている。
あの写真たてに映る男は、キミの想い人だ。
僕はあちこち外を出歩いて、キミもあちこち外へ出歩く。
夕方には二人で夕食を。
キミはフカフカのベッドで寝て、僕は床でふわふわの毛布に包まる。
時々キミは、写真たてを眺めて悲しい目をする。
どうしてだい?
そんなこと、聞けるはずがない。
僕の視線に気づいたキミは、弱弱しく笑うんだ。
「大丈夫。なんでもないのよ。」
そんな日は決まって、僕とキミは抱き合う。
僕の温度はキミよりも少し高くて
キミはそれが心地いいと言う。
僕は知っている。
あの写真たてに映る男は、キミの想い人だ。