あなたの世界


『雅明さんありがとうございます。』


まさか京にはなんにも言わないとは面白い。



でも雨音は気を使って洗い物をしてくれた。



給料増やすか~



『久しぶり雅明』



『久しぶり京生きてたか?』


『相変わらずだなぁお前は』



アハハハと笑っていた。


俺も、つられて笑っていた。



こいつといるとなぜか笑ってしまう。



『京最近はどうなんだよ?』



『んー?』


あいつは何故かコーヒーを飲みながら答えていた。



『ぼちぼちか?』



『学校の先生も大変だなぁって』



こいつ、だいぶまいってんなー



そしたら洗い物してくれていた雨音がいた



『洗い物終ったんで今日は上がらせてもらっていいですか?』



珍しい。雨音から上がるという言葉は中々聞けない。



雨音はチラッと京を見た。



原因はこいつだな





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