あなたの世界

『悪かったな。ありがとうきおつけてかえろよ?』


俺はそれだけ言うと雨音は笑顔で頷いてくれた。


そして雨音は帰る支度をしていた


『片桐雨音って笑うんだな~』



ん?普段学校で笑わないのか?


『普段雨音は学校で笑わねーの?』


京は苦笑いしながら俺に言った



『あいつの目は俺に似ている。』



確かに雨音の目は京に似ている。


こいつも大分昔よりもましになった


雨音が帰るとき京は雨音の所までいって頭に手を乗せていた。


その瞬間雨音は一瞬だけど怯えていた。



珍しい。今日は雨音の行動が本当に珍しい。



俺はカウンターに戻ってきた京に聞いた。



『雨音にお前なんかしての?』



『ああ。俺はばかだから』


こいつもこいつで珍しい。



自分を責めている。



あの事件以来だ




『お前と雨音はなんかにているよ。きっと雨音は混乱してんだ、』


それだけいったら京は雅明に聞いてよかったと言っていた。


なんやかんやで面倒みがいいのかもしれない


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