カタチのないセカイの為に

──バイトを始めてから 母に見つかる事は無く、1週間が過ぎようとしていた───




その頃、海岸沿いに2台の自転車が止まった。


自転車から降りた一人は、眠そうに目を細め、眩しい海を見つめ、



もう一人は…

空を見上げ、今にも溶けそうな雲達に、



「ありがとう…」と、呟いた。







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