カタチのないセカイの為に
優潤は、美咲が使わなかったら、
一生、気にする無く使っていだだろう。
『発音で変化する言葉』の意味を分析する。


考えれば、考えるほど、

腹を立てるよりも、

素晴らしい言葉ではないかと、

感じていた…。


たった三文字で、否定も肯定も出来る。
賛成も反対も出来る。

『やめて』『やだ』よりも、
強くない言葉。

『YES』で使えば、
優しい言葉に姿を変える。


奥が、深い過ぎる…。


『いいよ』使う人によって、
こんなに、動揺する物のかと
驚いていた。




「行くわよー。」

理子の声が聞こえた。

既に、この部屋には、優潤しかいなかった。

優潤は慌てながらも、
ポケットに鍵が入っているのを確認して、
部屋を出た。



< 134 / 248 >

この作品をシェア

pagetop