カタチのないセカイの為に
優潤は、石積みの上で美咲を見下ろした。
優潤は、『あの時』を思い出した。
それは、優潤が幼い時に
石積みから落ちた時の事。
『この場所で、初めて君に会ったんだよ。』
一人が、初めて怖いと思った時。
君は、今、俺がいるこの石積みの上から
手を伸ばして…。
俺が、石積みを登ろうとしたら、
一緒に落ちちゃってさ。
また、会えるとは思っていなかったよ。
あの時から、
君の事が気になって
気になって
気になって…
仕方なかったんだから…。
優潤は、優しく笑った。
あの時は、
結局、二人で登る事が出来なくなって、
人が来るまで、ここで遊んだ。
家では、俺達が居なくなったと
大騒ぎだったけど、
みさちゃんが一緒で怖さなんて無くなって、
ただ、一緒に居てくれるだけで、
俺は、助けてもらった気分だった。
凄く、楽しかったよ。
美咲を見詰めながら、
『ありがとう。』と
誰にも聞えないように、小さな声で言った。
今日は、俺が助けれるね。
なんか、嬉しい…。
優潤は、『あの時』を思い出した。
それは、優潤が幼い時に
石積みから落ちた時の事。
『この場所で、初めて君に会ったんだよ。』
一人が、初めて怖いと思った時。
君は、今、俺がいるこの石積みの上から
手を伸ばして…。
俺が、石積みを登ろうとしたら、
一緒に落ちちゃってさ。
また、会えるとは思っていなかったよ。
あの時から、
君の事が気になって
気になって
気になって…
仕方なかったんだから…。
優潤は、優しく笑った。
あの時は、
結局、二人で登る事が出来なくなって、
人が来るまで、ここで遊んだ。
家では、俺達が居なくなったと
大騒ぎだったけど、
みさちゃんが一緒で怖さなんて無くなって、
ただ、一緒に居てくれるだけで、
俺は、助けてもらった気分だった。
凄く、楽しかったよ。
美咲を見詰めながら、
『ありがとう。』と
誰にも聞えないように、小さな声で言った。
今日は、俺が助けれるね。
なんか、嬉しい…。