カタチのないセカイの為に
でも、俺は。
門の前で、『優潤、大丈夫?』と
初めて名前を呼ばれた時、
凄く、嬉しかった。
美咲は、さっき俺が始めて
名前を呼んだ事にも気付いてないんだろうな。
振られる事は、初めから解ってる。
『蒔かぬ種は生えぬって』って言うじゃん。
種、蒔かないと。
やっと友達になれた。
でも、友達のまま終わってしまないように。
恋愛対象として、自分を見てもらえる様に。
振られる事が解ってて言うのも、
結構な勇気が必要なんだなぁ…。
ドキドキする。
でも、今、言わないと。
明日は、帰るんだから、
今、言わないと…。
言わないと…
自分の顔が、熱くなってきた。
赤くなっているのが解る。
正直、暗くて良かった。
優潤の頭の中は、
緊張と、それを隠すように、
冷静さを保つ事でいっぱいだった。
ドキドキする…。
ドキドキ…ドキドキ…。
優潤は、ゆっくり深呼吸をすると、
美咲を見る。
「あのさぁ。」
ドキドキドキ………
風が揺らす木の葉の音が
緊張感を更に高めた。
門の前で、『優潤、大丈夫?』と
初めて名前を呼ばれた時、
凄く、嬉しかった。
美咲は、さっき俺が始めて
名前を呼んだ事にも気付いてないんだろうな。
振られる事は、初めから解ってる。
『蒔かぬ種は生えぬって』って言うじゃん。
種、蒔かないと。
やっと友達になれた。
でも、友達のまま終わってしまないように。
恋愛対象として、自分を見てもらえる様に。
振られる事が解ってて言うのも、
結構な勇気が必要なんだなぁ…。
ドキドキする。
でも、今、言わないと。
明日は、帰るんだから、
今、言わないと…。
言わないと…
自分の顔が、熱くなってきた。
赤くなっているのが解る。
正直、暗くて良かった。
優潤の頭の中は、
緊張と、それを隠すように、
冷静さを保つ事でいっぱいだった。
ドキドキする…。
ドキドキ…ドキドキ…。
優潤は、ゆっくり深呼吸をすると、
美咲を見る。
「あのさぁ。」
ドキドキドキ………
風が揺らす木の葉の音が
緊張感を更に高めた。