カタチのないセカイの為に
『ピンポーン』


インターフォンの音で眼が覚める。


いつの間にか眠っていたみたい。

開いている窓から玄関先を覗くと、
理子が居る。


窓から、叫んだ。

「理子ぉー!! 今、行くねー。」




その日は、冷蔵庫の中が空っぽで、
ピザを出前して食べた。

旅行の話や恋の話を、ベッドに入っても、
眠るまで、ずっとしていた。





女二人の生活問題は、

次の日に起こった。



今日の晩ご飯は、カレーを作る事になった。

お昼はレストランで食べた。


カレーの食材を買いに、
スーパーに買い物に行く。

理子が、カートを押す。
「カレーって、何が入っていたっけ?」

美咲は、考えながら応える。

「肉。ニンジン…… あ。
家のカレー、変な葉っぱが入っていたような…
後、何が入ってたかなぁ?」


店員さんに、
「カレーに入れる葉っぱてどれですか」
とか聞きながら、食材を集め、

適当に、思い付く食材をカートに入れていく。
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