カタチのないセカイの為に
美咲と、理子の
お互いの髪の毛を結い合いが終わると、

理子は、ゴソゴソとポーチを出した。



「プリクラ取るなら、メイクしないとね。」


理子は、そう言いながら、
ポーチの中から、マスカラを取り出す。


美咲も、唇にグロスを塗る。



美咲の部屋にある、全身鏡に、
美咲と理子の顔が上下に映る。


グロスを無理終わると、
鏡の中の理子と目が合った。


二人は、ニッコリ笑顔を浮かべた。

「OK?」



理子の問いに、美咲は、元気に応えた。


「OK!!」



二人は、
気合が入っているのが気付かれないように、
気合を入れてオシャレをした。


気合が入っているのが、知られるのは、
恥ずかしくて、照れてしまうから…。


出来たのは、いつもと変わらないメイク。
ただ一つだけ、違うところは……



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