カタチのないセカイの為に
※ 3節 ※
プリクラを取る為に、
ゲームセンターに向かう道のりは、
夏休みだからか同い年くらいの人が多い。
ゲーセンの中に入ると、
暇そうにゲームをする人達を横目に、
プリクラコーナーへ向かう。
プリクラコーナーは、
女の子のグループが何組か居るだけだった。
「俺、プリクラ、初めて。」
優潤が、独り言のように言う。
美咲と理子は驚いた。
プリクラの有る時代の
この世代に生まれた人で、
プリクラを取った事が無いなんて…
小学生でも、取ってるのに…。
健吾は、驚きはしなかった。
『優潤は、証拠を出来るだけ残さない奴。』
だって事を知っていたから…。
しかも、
男だけでプリクラコーナーは、
余り行かない。
いや。俺は、行くけど…
優潤は、行かないな。
「美咲。 二人のも、取ろうね。」
浮かれながら、優潤が言う。
美咲も、この時は完璧に浮かれていた。
『二人で、初めてのプリクラを取るなんて、
感動的じゃん!!』
美咲は、喜びで溢れた顔で、応えた。
「うん!!!!」
ゲームセンターに向かう道のりは、
夏休みだからか同い年くらいの人が多い。
ゲーセンの中に入ると、
暇そうにゲームをする人達を横目に、
プリクラコーナーへ向かう。
プリクラコーナーは、
女の子のグループが何組か居るだけだった。
「俺、プリクラ、初めて。」
優潤が、独り言のように言う。
美咲と理子は驚いた。
プリクラの有る時代の
この世代に生まれた人で、
プリクラを取った事が無いなんて…
小学生でも、取ってるのに…。
健吾は、驚きはしなかった。
『優潤は、証拠を出来るだけ残さない奴。』
だって事を知っていたから…。
しかも、
男だけでプリクラコーナーは、
余り行かない。
いや。俺は、行くけど…
優潤は、行かないな。
「美咲。 二人のも、取ろうね。」
浮かれながら、優潤が言う。
美咲も、この時は完璧に浮かれていた。
『二人で、初めてのプリクラを取るなんて、
感動的じゃん!!』
美咲は、喜びで溢れた顔で、応えた。
「うん!!!!」