カタチのないセカイの為に
健吾と、理子は、
シールになったプリクラを
ハサミで切っていた。


「理子ぉー!!」

美咲は、手を振りながら
理子達の方へ近寄った。


優潤は、眺めていたプリクラを、
ハサミで、ゆっくりと切っていく。


美咲は、携帯に届いたばかりの
メールを開く。

今、取ったばかりのプリクラが、
メールで、届いたのだ。


理子は、美咲の携帯を見た。

「メール入るのにしたの?」


「うん!!」

美咲は、嬉しそうに応えた。


「優潤。メール送ったよ。」

美咲は、まだ携帯を操作している。


優潤は、プリクラをハサミで一つ一つ
丁寧に切っている。
「ありがとぅ。」

でも、
マメだから一個一個に切った

訳ではない。



何種類かの大きさがある、プリクラを

どうやって切っていいのか

分からなかったから、



取り敢えず、
一つ一つ切ったのだ。



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