カタチのないセカイの為に
美咲は、
理子が手に持っているプリクラを見た。

「理子達のプリクラ見せてー。」


理子は、照れながら美咲に渡す。

美咲は、見ると自分のプリクラではないのに、

ドキドキした。



健吾が…


理子のほっぺに、


キス
していたから…。




「あんまり、見せれる物では…。」

理子は、照れながら、

理子の横に居た健吾の少し後ろに下がった。




プリクラの機械って、
恋の魔法が架かっているのかもしれない…。




美咲は、見えない力があるような気がする。


優潤と美咲のプリクラも
切り終わった。


プリクラを、取替えっこして、



最後に、全員でプリクラを取る。





最後だから、
人気のある機械で取る事にした。



健吾が言った。
「本物より、綺麗に写ったら詐欺だぞ。」

理子が、
「プリクラの中だけでも、綺麗で居たいのよ。」

優潤と美咲は、笑った。




そして、一番並んで人の多い機械に並ぶ。

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